こんにちは。団体代表の多田です。
2020年もたくさんの方々のご支援・ご協力のおかげで、地域の子どもたちに学習の機会や居場所、体験・経験機会の提供などを行うことができました。この記事では、団体が出したプレスリリースやお知らせをもとに2020年の振り返りを行っていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、2020年2月28日に小・中学校の臨時休校の要請がありました。兵庫県内の多くの市町村では、3月2日又は3月3日より2週間程度の臨時休校措置が取られ、子どもたちが一人で家庭で過ごすことになってしまう事態が発生したり、外出ができないことでストレスが溜まったりしてしまうことが予想されました。
兵庫子ども支援団体では、3月4日から学習の見守りや遊びをすることができる「こどもの居場所」を開設しました。当初は2週間の予定でしたが、休校措置の延長などを受けて4月まで実施しました。
3月から始まった小・中学校の臨時休校は5月まで行われ、子どもたちの学びが3ヶ月もストップしました。また、学校再開後は授業が早く進むことが予想されました。そのため、兵庫子ども支援団体では、緊急事態宣言の延長がなされた5月からオンラインによる学習支援の提供を開始いたしました。
オンライン学習支援は、5月11日から7月31日まで行い、9名の小学生・中学生の子どもたちが利用してくれました。子ども・保護者からは期間終了後も利用したいという声もあり、通常の実施に向けて課題を解消していきたいと考えています。
子どもたちの学習支援や新型コロナウイルス感染症に伴う長期にわたる臨時休校による心のケア、不安解消等を目的にオンラインで相談できる場の提供を2020年5月から開始いたしました。その後、7月に正式に当団体の活動としてサービスインしました。本日までに小学生から高校生97名が友達登録をしています。
兵庫子ども支援団体では、これまで小学生や中学生への支援を主に行っていました。これは、これからも変わることがないと思います。一方で、中学校を卒業した子への支援がこれまでの課題でした。定時制/通信制に通う子どもたちという申し込みの制限はありますが、提供を開始できたのは「切れ目のない支援」に向けた大きな一歩です。
2021年からは現在、通信制/定時制高校に在学している子どもに加えて、様々な家庭環境のなか全日制高校に通う子どもも対象に含めています。これにより、さらに幅広く地域の子どもたちに「切れ目のない支援」の提供を行うことができるようになります。
今年1月に新たなチーム「イベントチーム」を団体では発足させました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりイベントの実施がなかなか難しかったですが、初のイベントを10月31日に開催しました。
今年の3月に寄付ページを新しくしました。これが要因かどうか分かりませんが、今年はマンスリーサポーターがともて増えました。私たちと一緒に子どもたちへの支援を行えることがとても嬉しいです。
2020-2022の3か年目標では、さらに私たちと一緒に活動に取り組んでもらえる仲間を75名まで増やすことを目指しています。これは一筋縄ではいかないと思っていますが、活動の認知を広げ、さらに活動の幅を広げることで達成を目指します。
また、9月にはホームページのリニュアールを実施しました。デザインの変更に加えて、本文にUD書体を導入しました。
これ以外にも今年は大口の寄付をいただいたり、コロナで多くの方が大変にも関わらず、団体が実施している「緊急支援のお願い」にご協力をいただいたりしました。皆様からの暖かいお心遣いに感謝申し上げます。
2020年を振り返ると新型コロナウイルス感染症によって、私たちの生活はもちろん、子どもたちの環境にも大きな変化を及ぼしました。これまでと同じ活動を行うのではなく、その時に応じた支援の必要性が感じられました。実際にオンラインを活用した活動などの割合も昨年と比較すると増えています。
2021年の社会も今年とあまり変わらないと考えています。そのため、その時に応じた支援を子どもたちに提供することが重要になってきます。これまで以上に支援の輪を広げて、挑戦を続けていきます。
最後となりましたが、2020年も私たちの活動に対して様々な応援をしてくださった皆様に感謝申し上げます。引き続き、2021年の兵庫子ども支援団体の活動を温かく見守ってくださいますよう、よろしく申し上げます。
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