この記事は2022年に公開されたものを再編集しています。
5月5日は、こどもの日。祝日法によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」とされる日です。
兵庫子ども支援団体では、設立以来、学習支援や居場所づくり、相談活動など子どもに関わる様々な活動に取り組んできました。また、昨今は新型コロナの影響や物価高騰の影響によって、生活が厳しくなっている子育て世帯への支援にも取り組んでいます。
5月8日には、新型コロナの感染症法の位置付けが5類に変わります。兵庫子ども支援団体では、引き続き、コロナ禍で顕著になっている「体験活動が減少している現状」への取組や子どもたちの節目や年中行事を大切にするための「文房具支援などの生活支援」にも取り組んでまりいます。
新型コロナによる影響
① 体験的な活動の減少
感染拡大によって、家族で体験活動や施設見学などに行く機会が減ったと答えた家庭が多くなっています。学校園でも、感染リスクを減らすために、校外学習や野外活動、自然学校などを中止したり、規模を縮小したりしています。
国立青少年教育振興機構が2019年度に行った調査によると、「自然体験や生活体験、文化芸術体験が豊富な子供、お手伝いを多く行っている子供は、自己肯定感が高く、自律的行動習慣や探究力が身についている傾向がある。」という結果があらわれています。自然体験の機会が少ない子どもと多い子どもの間では、自己肯定感の高さ(高い・やや高い)に2倍以上の開きが見られます。
体験活動の減少は、今の子どもたちはもちろんですが、子どもたちが成長したあとにも、影響を及ぼすと考えています。
参考:国立青少年教育振興機構(2021)「青少年の体験活動等に関する意識調査(令和元年度調査)~心身の諸側面、社会経済的背景との関係~」
② 厳しい生活状況
兵庫子ども支援団体の生活支援デリバリー受け取られた方を対象にアンケートを取ったところ、2021年6月と2022年を比較して、貯蓄が減った家庭は68%となっています。また、貯蓄金額についても、78%の家庭が50万円未満と回答しており、突発的な支出が発生すると一気に経済的に厳しくなる現状が見られます。
親が1食食べないようにしたり、子どもに我慢させたりして、支出を可能な限り切り詰めて、日々を生活している家庭も多いです。また、昨今の物価高騰や光熱費の値上がりなどにより、不安が募り、些細なことでイライラしてしまう人も増えています。
そのような生活環境や親の不安を子どもたちが感じ取ることもあります。子育て世帯や子どもへの学習支援や居場所づくりなど直接的な支援に加えて、食糧支援や様々な情報提供などといった家庭への支援や子どもへの間接的な支援が今後も必要であると考えています。
これからも一人でも多くの子どもたちに支援を届けるために、ぜひ、皆様のお力添えをお願いいたします。
次の方法でご支援ください!
①この取組や団体の活動について周知いただける方
皆さまからのメッセージを添えていただき、twitter、fecebook、instagramなどのSNSで本記事(以下のURLやハッシュタグ)のご紹介をお願いします。
#hpcso #笑顔咲く #こどもの日
② サポーターになってご支援いただける方
サポーターには、今回だけの寄付(スポットサポーター)、毎月定額の継続的な寄付(マンスリーサポーター)の2種類があります。
皆さんからの支援が子どもたちへの柔軟な活動につながっています。2023年春ワンコインサポーター募集中。
「Syncable」でも寄付キャンペーンを実施しています。そちらよりご寄付頂くことも可能です。
子どもたちが安心できる”つながり”を届ける活動を #こどもの日にはこどもに寄付を
③ 寄付を呼びかけていただける方
「Syncable」を利用して、簡単に寄付の呼びかけページを作ることができます。詳しくは以下のページをご覧ください。
*バースデードネーションと書いていますが、誕生日に関係なく呼びかけページを作ることができます。
スポンサーリンク