2019年の活動の振り返りと2020年に向けて


こんにちは。NPO法人兵庫子ども支援団体の多田です。

早いもので2019年も終わりに近づいてきました。毎年、年初には法人としてスローガンを決めているのですが、今年のスローガンは「子ども一人ひとりに寄り添う活動を提供しよう!」でした。私たちの法人は「子どもが笑って過ごせる地域の形成」をミッションに掲げ、活動に取り組んでいます。地域の子ども全体に対して活動を提供はしていますが、そういった中でも一人ひとりを大切にしていくことが「子どもたちが居心地が良い」と感じることができる地域づくりに繋がるのではないのかという思いで(当たり前のことですが、初心に戻るという意味も込めて)、このスローガンを今年は掲げていました。

2018年は我慢の年、じっとする年だったと個人的には思っていますが、2019年は新しく挑戦をする年だったと振り返ってみるとそう思います。2019年の活動や出来事を簡単にではございますが、振り返ってみようと思います。

事業・活動関係

(1)学習支援[かがやき]

通年事業の1つである学習支援[かがやき]では、活動拠点が開設されたことに伴い、安定して活動に取り組むことができました。公共施設を使用していたときは予約の関係で実施できないこともあったので、そう考えると環境という点では良かったのではないかと思います。4名の中学3年生が在籍していたのですが、無事に全員が高校に入学することができました。高校入学させることが私たちのゴールではありませんが、一つの目標としているので一安心したのを覚えています。その後も時々活動拠点に顔を見せに来てくれるので、高校生活や今の学習の様子などを聞きながら、温かく卒業後も見守っています。

また、小学生では、グループワークに昨年あたりから取り組んでいますが、少しずつやっている意義・意味が見出せているのではないかと思います。これからの社会を生きていくために自分の考えや思いを表現し、伝える(アウトプットする)ことはとても大切になります。小さいときから、少しずつそういう環境を提供することが、力を育む大切な一歩であると考え、今後も続けていきたいと思います。

【明石かがやき】11月17日活動報告 with にっしー

(2)食育ひろば ひなた

もう一つの通年事業である食育ひろば ひなたでは、新しいスタッフも増えて安定して取り組むことができました。昨年はスタッフが足りない…というような出来事もありましたが、現在ではその心配もあまりなくなりましたね。また、幅広く地域の子が来てくれるようになりました。開催人数が5人などになることも2019年前半はありましたが、ある月から定員である15名を満たすような人数がくるなど賑わっていたなと思います。普段調理をすることがない小学生が調理方法を教えてもらい、そして体験をすることで「何かに気付く」場面に出会うことが今年は多かったなと思います。「体験があって学び無し」ではなく、「体験しながら学ぶ」が出来ていたような気がします。

子ども食堂の役割は、「地域の人と繋ぐこと」だと思っています。繋ぐなかで「気付きの拠点」として、必要な支援や行政との橋渡しもしていくことが求められていると考えています。私たちが事業を通して目指している「たべて まなんで あたたまる」のコンセプトのとおり、来年度はもう少し地域の人を巻き込んでいきたいなと思っています。

(3)ビーンズテラス

今年の夏から通年事業の仲間入りをしたビーンズテラス。「まなび場×あそび場」というコンセプトで学習もできて、遊びもできる場にしていきたいと思っています。まだまだ活動のスタート段階で、どうしていこうか右往左往していますが、少しずつ方向性も見えてきたような気がします。来年は地域の子どもたちが集えるような場にさらにしていきたいと考えています。ちなみに、遊びでは「ボードゲーム」などの思考力を高めたり、コミュニケーションを育めるような遊びをしていきたいなと思っています。

(4)講師活動や情報発信

「子ども」に直接関わる活動を今までしていましたが、今年からは人を育てたり、伝えたりする情報発信の活動にも取り組もうとした1年でした。まずは、夏に高校生を対象にした「居場所ボランティア講座」の講師を務めさせていただき、「居場所ってそもそも何?」という話や「各団体はどんな思いで活動をしているのだろう?」という話をしました。講座を終えて、「何かしら挑戦してみようと思った」というような感想などをもらったので、少しでも良いから一歩を踏み出す勇気を与えることができたかなと思っています。

また、12月には「子ども」に関する社会課題などを発信するイベントを開催しました。兵庫県内で活動されている諸団体の活動報告や事例発表をとおして、地域の子どもについてもう一度考えたり、私たちの取り組みの仕方について考えたりすることができました。さらに、12月下旬には公立高校の総合の学習で授業をスタッフがしてきました。「非営利活動から10年後の未来を考える」というテーマで、高校生の子たちに対して今の社会問題やこれからどうしていくかのメッセージを50分の授業で伝えてきたそうです。

法人運営関係

2019年度は団体内部で策定している3ヶ年計画の3年目となっています。事業・イベントの実施や法人運営体制の強化、新規サポーターの増加など課題は山積ですが、一つずつ取り組むことができていたのかな…?という実感です。ですが、計画の上で未達のものもあります。その原因・要因を振り返りながら、「2020-2022年度 3ヶ年計画」を策定していく予定です。2019年の主な法人運営での目に見える出来事はあまりありませんが、内部では認定/特例認定の申請も視野に入れて会計処理について強化を進めた1年でした。また、内部研修なども少しずつ充実させていかなければならないと思い、定期的な研修も計画を立てていくことができたと感じています。

2020年に向けて

2020年東京五輪の年ですが、法人としてはさらに県内での活動を広げていきたいと考えています。現在は明石市や神戸市が中心ですが、子どもたちに体験・経験する機会を届けたり、居場所を提供したりすることは、子どもたちに取手の「財産」になると思っています。そのために、通年の活動は難しくても、イベントなどを県内各地で実施していきたいです。そのために、少しずつ動いており、「イベントチーム」を2020年1月に発足させようと考えています。イベントに特化したチームを作ることで、定期的・継続的に、そして県内各地で体験・経験を届けるイベント等を実施することができるようになると考えています。

また、2020年7月からは新しい3ヶ年計画がスタートします。それに向けて、策定を進めていくと共に、私たちが目指す未来・方向性などをさらに詰めていきたいと思っています。また、皆さんのお力を借りることがあるかもしれませんが、温かく見守り、そして応援していただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

私たちのこのような活動や新しく進めていく活動は皆さまからの寄付・支援で成り立っています。そのための仲間(サポーター)を現在、募集しています。毎月500円(1日あたり17円)の寄付で、私たちの活動を支援するワンコインサポーターになってください。お願いします。

 


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