設立から3周年を迎えることができました。

平素より兵庫子ども支援団体の活動にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。

さて、兵庫子ども支援団体はタイトルにもあるとおり、本日2016年11月29日で設立より3年を迎えることができました。

今日まで団体活動を続けることができたのは、皆さまのご協力によるものだと心から感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。

 

当団体が設立されたのは2013年11月29日で当時私たちはまだ高校3年生でした。

高校在学中には大津市の中学校や橿原市の中学校であったいじめによる子どもの自殺などがあり、メディアなどでも子どもを取り巻く環境について取り沙汰されることが多くありました。

子どもを取り巻く環境を少しでも変えたい。

子どものために何かできることはないのだろうか。

このような思いを胸に同級生と共にこの兵庫子ども支援団体を設立しました。

 

設立当初は児童虐待防止支援のオレンジリボン運動や小児がんの啓発・募金活動を主に行なっていました。

ただ与えられたチラシを配るのではなく、地域に応じた、地域の状況を記したチラシを自分たちで作り、よりその問題を多くの人に身近に感じていただけるような工夫をしていました。

そのかいもあってか、啓発活動中に「虐待されている子ってこんなにいるの?」などといった驚きの声を聞くことができたのが印象に残っています。

 

昨年からは様々な家庭環境にある子どもたちに学習の機会を提供する学習支援事業を兵庫県明石市で始めました。

この事業名は「かがやき」です。子どもは未来に輝く存在です。成長過程において、経済的な理由で、家庭環境のために、その輝きを失うことがないようにと願い、この事業名を掲げています。

そして、今年からは兵庫県加東市でも同様の活動を行なっております。一人でも多くの子に学習の機会や居場所を提供できるようになったのは本当に嬉しいことです。

継続してサポートできるように頑張ってまいります。

 

そして嬉しいことに先日、読売新聞社が主催する「よみうり子育て応援団大賞」にて奨励賞を受賞することができました。

第10回目となる節目の回で、初めて学生が主体となり活動を行う団体が賞を受賞することができたのは本当に誇れることだと思っています。若い人たちが行動するための一歩を踏み出せられるような勇気を少しでも与えることができていたらと思います。

その一方で、この活動を絶やさず、継続していくことが課題だと感じています。

団体の運営に携わっていただける”人”を増やすこと、助成金に頼らない”財政基盤”を作ること、この2点は継続していく上で本当に大切だと考えています。そして、活動を継続し、子どもを取り巻く環境の改善を行えるように4年目以降も頑張っていきたいと考えております。

今後とも兵庫子ども支援団体をよろしくお願いいたします。

兵庫子ども支援団体
代表理事 多田実乘
役員一同